2015年3月8日日曜日

〜 ニュピとオゴオゴ 〜   MyBali



バリ島で暮らす人たちは、ほとんどがバリヒンドゥ教です。
バリヒンドゥ教はウク暦とサカ暦の2つの暦に従って生活をしています。
ニュピはサカ暦の新年!
日本のお正月と同じです。
今年は3月21日

この日は外出・労働・灯火の使用・殺生などが一切禁じられています。
人々が断食と瞑想をして、悪霊が戻ってこないように静寂に過ごす1日になっています。

この4つの禁止事項は、バリヒンドゥ教徒だけではなく、バリ島にいる全ての人たち、そのなかには在住外国人や観光客の方も含まれます。
空港も閉鎖され、トランジット以外の離発着のフライトもありません。
観光客の方は、ニュピ当日は宿泊施設からの外出はできませんが、施設内であればプールや庭に出て遊ぶことは自由です。
併設されているレストランやスパの営業しているホテルがほとんどなので、ホテル内にいる分には困ることはないでしょう。

いつも昼間は車と溢れんばかりのバイクで混雑しているも道路にも、この日は車やバイクの姿はなく排気ガスもありません。
夜ともなれば街中の電気は消され真っ暗!
満点の星空と月明かりだけが街を照らします。
お天気が良ければ天の川を見ることできます。
翌日の朝は、空気が澄んでバリ島全体がキレイに見渡せます。
どことなく神秘的で、雑多なバリ島が大きく深呼吸をしているよう!
ニュピ当日の朝6時から翌日の朝6時まで、そんな時間が続きます。

そして、ニュピの前日がオゴオゴです!

オゴオゴについては諸説いろいろとありますが・・・
家の中に隠れている鬼(悪霊)を新年を迎える前日に各家庭で釜や鍋などで大きな音を出し追い出します。
鬼(悪霊)は大きな音が嫌いなので出て行くそうです。
外に出た鬼(悪霊)は街の交差点や三叉路に集まるという言い伝えから、各町内会でオゴオゴと呼ばれる大きな張りぼての鬼(悪霊)を作り、ガムラン音楽や爆竹を鳴らしながらオゴオゴを担ぎ夜遅くまで街を練り歩き最後は焼かれます。
朝を迎えたニュピの日のは4つの禁止事項を守り、人の気配を消し、瞑想をして、鬼(悪霊)が舞い戻らないようにするようです。
鬼(悪霊)は人のいるところを好むようなので。



バリ島の伝統行事です。





今はこんな小さいオゴオゴを買って家に飾る人たちも増えています。


どことなく可愛いオゴオゴですが、この小さいオゴオゴも年の瀬には燃してしますそうです。

年々、オゴオゴは各町内会で競い合いが激しくなり、派手になったり、大きくなったりして。
クタ地区のオゴオゴの様子は特に圧巻です。
そのオゴオゴと次の日の静寂な日を楽しみやってくる観光客の方も大勢いらっしゃいます。


バリ島でオゴオゴを見て、バリ島の静寂な新年を迎えてみませんか!
神々の島と言われているバリ島をぜひ体験しみてください。


MyBaliはドライバー付きカーチャーターです。
お客様のリクエストにお応えするプランをご用意できます。


まずは、お気軽にお問い合わせください。